さて、次。

・日本はミサイル搭載用の核弾頭を開発する能力もあり、極めて短期間のうちに、「世界第3位の核兵器保有国」になれる


 これは核弾頭を運ぶミサイルと核弾頭そのものと分けて考えます。「世界第3位の核兵器保有国」になるためには、300発の核弾頭ミサイルが製造できなければなりません。

 で、300発の弾道ミサイルの量産ですが、日本はできます。2年前、日本独自技術の固体燃料ロケット「イプシロン」の打ち上げに成功しています。

2013-08-28■[科学]韓国には言わせておけばいい、飛べ、日本のイプシロン!~潜在的な意味で日本の安全保障上のカードにもなり得るすばらしい技術

http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20130828


 このイプシロンではロケット自らが人工知能により不具合の有無をチェック可能です、これは簡単に言えばロケット内のチェックすべき総数数万の各パーツをLAN(ローカルエリアネットワーク)化して掌握し人工知能により正確な自己判断を行うという、ロケット技術としては世界初の最先端の試みであります。

 そして、打ち上げ費用30億(目標値)という驚異的な費用圧縮と、ロケットに人工知能搭載という最新の日本のIT技術を結集した日本独自の固体ロケット技術なのです。

 さて、イプシロンは日本の主力ロケット「H2A」などの液体燃料大型ロケットではなく、固体燃料を用いた中型ロケットであります。

 ここがキモです。

 固体燃料を用いる技術であることから、弾道ミサイルに即軍事転用可能である、すなわちイプシロン打ち上げ成功は大陸間弾道ミサイル(ICBM)への転用も可能な技術を日本が確保した事を意味します。

 静止衛星は地上3万6千キロの静止軌道に打ち上げますが、約1トンの衛星を地上3万6千キロに打ち上げるという技術は弾道ミサイルの技術をはるかにしのぎます。そして費用圧縮にも成功したイプシロンは量産可能です。

 で、肝心の核弾頭であります。ようは核爆弾の小型化ですが、まったく問題なく現在の日本の技術でそれを実現可能です。ただここでも核実験ができないことを考えるとアメリカの情報提供がほしいところではありますね。

 最後のポイント。

・日本が核兵器を保有した場合、西太平洋地区、とくにわが国の安全に対する重大な脅威となる

 まあそうなるでしょうね。核弾道ミサイルを300発保有する技術も原料も、日本には十分にありますから。

・・・

 まとめます。

 国民が核を持つ意思をしめし、憲法が改定され、同盟国の同意を得て、特にアメリカが技術的に協力してくれる、というおそらく有り得ないだろう仮定で考えてまいりましたが、「日本には「実験なし」で核兵器開発できる能力がある!」という中国発の論説ですが、ある程度当っていると当ブログは考えましたが、はたしてどうでしょうか?

 いずれにしても日本の有する技術力をもってすれば、核爆弾を持つという国民の総意・意思が固まれば、それは早期に実現可能であろうと思われます。

 さてエントリーして思いついたのですが、安全保障上のカードとして、また現憲法に抵触しない範囲で何か可能なことはないのかという意味でこんなのはいかがでしょうか。

 製造技術を確立してプルトニウム抜きの核爆弾を300発ほど保有する。そしてイプシロンを改良して弾道ミサイルも同数量産しておく。プルトニウムが入っていませんから、爆発もしないし兵器ではないことになります。

 で、日本を怒らしたら、いつでも瞬時にプルトニウムを挿入できるぞ、という脅しになります。「日本がその気になれば核ミサイルはすぐに保有できる」、この事実だけでも安全保障上の有効なカードとなると思います。読者の皆さんはどうお考えでしょうか。
(ブログ「木走日記」より2015年8月12日分を掲載)