朝日、知性派のお株を奪われる


 教授 朝日とは月とスッポンで、読売新聞3月30日付朝刊の論点スペシャルはとても良かったですね。「解釈改憲」「立憲主義崩壊」などと言う安保法制批判に対して、憲法学の立場から京都大の大石眞教授と慶応大の山元一教授が「憲法解釈の変更は許されないという議論はありえない」「立憲主義は特定の政策に反対するために使う概念でもない」と冷静に反論していました。まとめの記事では元最高裁判事、藤田宙靖東北大名誉教授の「従来の法制度の『運用』で処理できる場合には、あえて法改正を求めるのではなく、従来の法規の『解釈・運用』によって済ませるという行政手法は、決して珍しくない。そのすべてを『違法』と決めつけることは、ほとんど不可能」という論文も引用して、反安保の憲法学者たちの意見を根底から覆していましたしね。

朝日新聞東京本社=東京都中央区
朝日新聞東京本社=東京都中央区
 先生 あの記事は最近の安保法制関連で一番、知的だったよな。残念ながら産経新聞にもここまでのクオリティーはなかったな。

 編集者 産経新聞も同じことを主張してきたんですよ! 読売ほど知的な書き方はできなかったのかもしれませんが…。

 先生 (笑)本来ならこういう知的な記事は、朝日新聞の得意技だったんだぜ。ところが、今じゃ「専守防衛を転換」の大見出しだもんな。落ちたもんだぜ。

 教授 藤田名誉教授は読売の取材に「どの党が政権を持っていても通用するような法解釈の議論をしたかった」と述べていました。党利党略で解釈変更を批判した民主党などを暗に批判したのではないですか。

 先生 彼らは「安倍政権による解釈変更は許さない」なんて批判してきたけど、どの政権だろうが、許されるものは許されるし、ダメなものはダメなんだ。朝日は社説の見出しも卑怯だったぜ。

 《「違憲」の法制、正す議論を》

 違憲にカッコをつけてるのは、「僕が『違憲』と言っているんじゃありません。憲法専門家のミナサンが『違憲』と言っているんです」という意味だろ。威勢の良いことを言うフリをして、こっそり責任逃れをしているんだ。そもそも違憲ならば、法制は無効だ。「正す議論」なんか求めずに、堂々と「無効だ」と主張しろっての。

 教授 安保法制は世論調査でも、最近は評価する方が多くなってきました。多くの国民も、彼らの反対論がインチキだったと分かっているんです。

 女史 北朝鮮の核ミサイル開発や中国の南シナ海とか、色々あったし、国民も気づくよね。左翼は悔しいのか、最近、ネットでは北朝鮮のミサイルも「安倍政権の陰謀だ」なんて書かれてる。(笑)

 編集者 すごい妄想ですね。