今のところ日韓関係は昨年末の合意を受けて小康状態を保っていますが、慰安婦問題の火種は完全に消えておらず炭火焼の炭が下の方で燻っているようなもので、表面上は燃えていないので一見すると火が消えているかのように見えますが、本当は下の方にある炭は以前より熱を持ち、その炭をひっくり返して下の方から風を送れば一気に燃え上がる状態です。そして、隙あらばその炭をひっくり返して、この問題を再び炎上させようと狙っている人間が日韓両国に少なからずいることをしっかりと認識し、日本政府はそうなった場合に備えることが必要です。

 この慰安婦問題を考えるにあたり、この問題は創られたものであることを認識する必要がありますが、そこで考えなければいけないのは、いったい誰が何のために創ったのかということです。誰が創りだしたのかは今更言うまでもないことですが、我々と同じ日本人です。嘘の本を書いたのも、それを真実として報道したのも、その嘘にもっともらしい理屈を並べ立てて権威付けしたのも、年老いた老婆を金で釣って晒し者にしたのも、出鱈目な談話を発表して謝罪したのも皆日本人で、当初、韓国は、その尻馬に乗って大騒ぎしていたにすぎませんでした。ところが、面白いように日本が謝罪するので、調子に乗ってしまい気が付いたら降りられなくなっているのが現状です。

 では、いったい彼らは何のために、そのようなことをやったのでしょうか。金のため?売名行為? 偽善的な欲求を満たすため?・・・色々と思いつきますが、結果から推測すれば、やはり最大の目的は日韓関係を悪化させるとともに日本の名誉を棄損するためではないでしょうか。そこで疑問がわいてくるのが、なぜ日本人である彼らが、そのような目的のために多大な労力を費やしているのかということです。

 そこで考えなければいけないのは日韓関係が悪化して誰が一番得をするのか、逆に日韓が友好的な関係になれば誰が困るのかという犯行動機ですが、それを素直に考えれば、自然と二つの国の名前が思い浮かんでくるでしょう。日本人は意識していないかもしれませんが、そのうちの一つの国とは現在も戦争中と言っても良いくらい敵対関係にあります。昭和25年に始まった朝鮮戦争、日本は後方基地として補給を支えただけではなく、機雷掃海部隊を戦地に送り、戦死者を出すほどの貢献をしており、北朝鮮から見れば立派な交戦国です。
2010年11月、北朝鮮による韓国・延坪島への砲撃を受け、建物が激しく焼け焦げた
2010年11月、北朝鮮による韓国・延坪島への砲撃を受け、建物が激しく焼け焦げた
 そして日本人の大半は、そのことを知らないか、忘れているようですが、朝鮮戦争はまだ終わっておらず、戦争が再開されれば、日本は再び韓国の後方基地となり在日米軍が対北攻撃の主力となることは間違いありません。だから彼らは平気で何百人もの日本人を拉致するだけではなく何百発のミサイルを日本に向けて配備し、沖縄などの反基地運動に水面下で関わるなど、多様な工作活動を日本国内で行っているのです。対する日本も北朝鮮に対して経済制裁という名の攻撃を行っているのですが、大半の日本人にはそのような自覚はありません。しかし、やられている側としては「自分たちが貧しいのは経済制裁を行っている日本のせいだ」と思い、日本に敵対心を抱いていることは想像に難くありません。