海江田万里民主党元代表は落選党首だし、安愚楽牧場問題をみんな忘れていない。長妻昭民進党代表代行は実務能力に根本的問題がある。社会保険庁の年金記録問題も長妻氏のマネージメント放棄が原因だ。山本太郎氏が知事になって東京を機能不全にして首都移転機運でも復活するなら、政治的自爆テロとして関西人から万が一歓迎されるかもしれない。

 帰国子女ということで言うなら、柿沢未途氏は父親が都知事に立候補したゆかりもあり、木内孝胤氏は前回の細川護煕候補かつぎだしの中心メンバーでもあったので考えられそうだが、二人とも将来のホープでも今回はまだ早いとみる。

 長島昭久氏なら与野党相乗り可能ではないかと言う人もいるが、彼は民進党が誤った方向にいかないために国会で頑張ってもらったほうがいい。

 下村博文自民党総裁特別補佐は本来なら適任だが、新国立競技場問題など東京五輪をめぐるスキャンダルで責めを負っているので無理だろう。鈴木寛元文部科学副大臣も同様だ。

 東京選出以外の政治家では、小沢鋭仁元環境相や、伊藤博文の玄孫である松本剛明元外相あたりは挙がるかもしれない。いずれも、選挙区事情がややこしいので本人にとっていいチャンスかもしれない。政治家でないが、名門の子孫というなら、明治天皇の玄孫である竹田恒泰氏の名も出てきそうだが父親がJOC会長なので、むしろ徳川家19代当主の徳川家広氏の名を挙げる人もいる。細川護煕氏の秘書だった白洲信哉氏の父方の祖父母は、白洲次郎・正子。母方の祖父は文芸評論家の小林秀雄だ。

 今回のような緊急事態には、他県の元知事、現知事の横滑りも無難なところだ。橋下徹前大阪市長が出てくればそれなりに強いだろうが、これも、普通には攻撃されるようなことはない金の作り方や使い道を問題視されるのに耐えられるかどうか。

 現職の知事では、京都府の山田啓二知事は全国知事会会長で、サンフランシスコ駐在経験もあるから、本当は最適任かもしれない。総務省組では鳥取の平井伸治知事、経産省OBでは福岡の小川洋、岐阜の古田肇、和歌山の仁坂吉伸、北海道の高橋はるみの各知事も条件に当てはまるが現実性は低い。鳥取県の片山善博前知事を推す人もいるが、片山氏の業績は、零細企業らしく見栄を張らないで全国最小県を上手に運営したことにあるのだから少し違うと思う。まだ、滋賀県の嘉田由紀子前知事のほうが現実的か。ウィスコンシン州大学に留学しているし、びわこ成蹊スポーツ大学学長というのも好ましい。

 ただ緊急事態だからこそタレントなどやめて欲しい。茂木健一郎、国谷裕子などという名前を出す人がいるが、知名度は十分でも実務能力があるとは思えない。

 スポーツ選手の中では、谷亮子氏は国会議員としての能力を見せられなかったのだから論外で、鈴木大地スポーツ庁長官のほうがましか。半分冗談みたい話だが、松岡修造というウルトラCの名前も。東京五輪時の知事にはうってつけかもしれない。
林芳正前農水相
林芳正前農水相
  以上、噂に出ている人を中心に、片っ端から名前を挙げてみたが、私は行政能力と国際人としてのコミュニケーション能力を最優先すべきだと思う。そして、都知事にふさわしい「風格」にスキャンダルのなさか。そういう意味では、最初に書いた小池、林、岸田の三氏は申し分ないところだ。