今回の小池都知事は、まず「直近の時期に」「単独で」300万票に迫る民意を受けています。都民の期待は何かが明らかであり、相対的に知事の力は非常に強くなります。

 そして何より、都議会議員選挙はなんと10ヶ月後と直近に迫っています。大きな民意を受けて誕生した知事の提案を議会が否決し続ければ、

 「議会が新知事に対して嫌がらせをしている」
 「あいつらは一体なんなんだ!抵抗勢力だ!」

 という空気が情勢され、あっという間に次期都議会議員選挙に暗雲が漂います。これを考えると、選挙を前にしてイメージダウンを避けたい都議会側は、どうしても知事に対して歩み寄りをせざる得ないというわけです。彼女自身が一番このことをわかっているはずですから、安易な妥協は行わずに、「東京大改革」に向けて必要な闘いはしっかりと進めていくのではないでしょうか。

東京都議会本会議=3月27日、都議会議事堂
東京都議会本会議=3月27日、都議会議事堂
 逆にすぐさま自民党と手を握るような姿勢を見せてしまえば、最大のパワーの源である「改革を求める民意」はあっという間に離れてしまいます。

 一方で、「小池新党誕生か?!」「都議会自民党とは、徹底的交戦をするんですか?」というのも、それはそれで極端すぎると思います。あくまで目的は「東京大改革」を進め、都政・都議会のブラックボックスを開けていくこと。そのために協調すべきところは協調し、改革派議員たちとともに歩みをすすめていくこともあるでしょう。

 我々としても、いたずらに対立を煽り都政を混乱させることは本意ではありません。新知事が都民にお約束した改革が行われるかどうかをしっかりとチェックしつつ、選挙で唯一支援を行なった都議会会派として、改革に向けた揺るぎない支援を行うつもりです。

 新知事が提案する=都民が望む「改革案」に対して、都議会がどう応えるのか。都民にとって目が離せない、ダイナミックな議会運営が行われるかもしれません。

 10ヶ月後の都議選までの動きが、最初のターニング・ポイントです。ぜひ皆さま引き続き、東京都政にご注目いただきたいと思います。

 もちろん私はその都政・都議会の最前線から、しっかりと皆さまに最新情報をお届けしてまいります。
(「おときた駿公式ブログ」 2016年8月1日分を転載)