ところが、最近の日米韓会談では、朴氏はニコニコ顔で安倍首相にあいさつしている。日本ではこういう態度はとりにくい。恥を知ることが大事だからだ。だが、韓国、朝鮮半島では長い歴史の中で、時と場合に応じ、態度を豹変させるのは当たり前だった。中国、モンゴル、満州、ロシアなど大国に阻まれ、そうしなければ生きて行けなかったからだ。

 日韓併合前後に韓国が中国やロシア、日本とその都度、力の強い勢力になびいたのもそのためだ。だが、そうした韓国に同情してはいけない。何度も同情し、戦前の併合時の反省も加わって、さんざん韓国に援助してきたが、一向に日本に感謝するどころか、反発を強めているのが韓国なのである。

 今回の場合も、少し北朝鮮情勢が落ち着けば、またぞろ、中国との関係を深め、日本批判を強めるのがオチである。それを繰り返すのが韓国の国柄なのだ。長年、朝鮮半島の歴史や政治を研究してきた筑波大学大学院教授の古田博司氏は「韓国に対しては『助けない、教えない、関わらない』を『非韓三原則』にして日本への甘えを断ち切ることが肝要」と説く。

 古田氏は「日本は幕末から明治維新にかけて初めて西洋に出会った、とよく言われますが、実は当時、東洋にも初めて出会ったのです。何も知らないのに、自分も東洋人だから、東洋のことはよく知っていると思い込んでいた。それが間違いのもとだった」と指摘する。

 良く知っているつもりだが、それは錯覚で、実は異邦人なのである。「助けない、教えない、関わらない」が賢明な政策なのである。
(ブログ『鎌倉橋残日録 ~ 井本省吾のOB記者日誌』より2016年4月6日分を転載)