仮想的有能感という言葉があります。


 「些細なことでキレたり、自分が間違っているのに非を認められない若者が増えているように思われる。彼らは自己中心的で、他人を見下した言動をするのが特徴」なのだそうです。それ、サヨク連中そのものじゃないですか。それが身も蓋もなく誰の目にも明らかになっちゃったのが今回の都知事選です。

街頭演説する鳥越俊太郎氏=7月24日、東京都新宿区
街頭演説する鳥越俊太郎氏=7月24日、東京都新宿区
 ほんと、鳥越もその支援者も、都民を、国民を馬鹿にしすぎなわけですよ。「オレサマは正義の権化!日本を、いや世界を意のままに支配する資格と能力のある神!」と思い上がっているとしか思えません。実際、ツイッター上は、名の知れたサヨクの皆さんたちが「鳥越俊太郎を当選させなかった日本国民は愚民!」と見下す自己中心的な発言のオンパレードです。

 「アベ」を支持する有権者を「B級国民」と差別し物議を醸したことでも有名な金子勝慶應義塾大学教授は、都知事選後も「ひどく下劣な選挙だった」と、B級国民に対してお怒りです。そればかりか、相模原障害者施設殺傷事件の際には「障害者事件、本当にヘイトな世の中になってきた。小池になったら言論が一気に極右に流れる」と、小池氏に投票したB級国民があの凶悪事件を招いたとオカンムリのご様子。

 大人のサヨクさんたちがそんな有様ですから、SEALDsメンバーの自称「若者代表」の牛田悦正氏も、「アベ」や小池百合子氏、その支持者を「悪」と決めつけた挙句「民主主義?そんなもの手続きにすぎない」と、都知事選挙どころか民主主義まで否定する始末。

 芥川賞選考委員にして小説家の島田雅彦氏は「これ以上、極右をのさばらせると、ヘイトクライムが増える恐れがあります」とツイートするだけでは飽き足らず、よほど自民党支持者の「B級国民」がお気に召さないらしく、先日の芥川賞受賞作村田沙耶香「コンビニ人間」にまで選評においてこう八つ当たりするトチクルイ具合です。

「セックス忌避、婚姻拒否というこの作者にはおなじみのテーマを『コンビニ人間』というコンセプトに落とし込み、奇天烈な男女のキャラを交差させれば、緩い文章もご都合主義的展開も大目に見てもらえる。巷には思考停止状態のマニュアル人間が自民党の支持者ぐらいたくさんいるので、風俗小説としてのリアリティはあるが、主人公はいずれサイコパスになり、まともな人間を洗脳してゆくだろう。そんな能天気なディストピアから逃れる方法を早く模索してくれ、と同業者に呼びかけたい」

 「B級国民」嫌いの島田先生にとっては、「アベ」支持者は「まともな人間」ではないのだそうです。「サイコパス」なのだそうです。あ、「コンビニ人間」は大傑作ですよ。島田先生のオツムでは理解できなかったようですが。