「政権選択政党」となるべき民進党の役員人事とは


 これまでのコラムでも再三再四言ってきたことではあるが、今回の代表選は、たかが野党第1党の代表選挙ではなく、多くの国民の将来にとっても重要な選挙であると認識している。大袈裟かもしれないが、この選挙の結果如何によって、その後の日本の政治が大きく変わるのではないかと思うのだ。繰り返しになるので、敢えて詳しくは書かないが、どうすれば「政権選択政党」になれるのかを真剣に考えてもらいたい。
図表: 政権選択政党のポジションイメージ
図表: 政権選択政党のポジションイメージ
 代表選挙が終われば、次の争点は役員人事になる。今回の代表選挙で蓮舫氏を応援した人たちへの論功行賞になってはいけない。

 蓮舫氏の推進人を見ると、野田グループと言われる「花斉会」、横路グループや赤松グループと言われる旧社会党系の「新政局懇談会」、川端グループ・高木グループと言われる旧民社系の「民社協会」、代表選の当初は割れていたものの一本化した細野グループと言われる「自誓会」、旧維新の党は完全に分裂選挙になっており、そのうちの「旧結いの党」議員などが名前を連ねていることが分かる。

 こうした支持団体がどれだけ今後の民進党運営の中で幅を利かせていくことになるのか、こうした中で誰がどのポジションに着くのかといったところについても、国民のみなさまにしっかりとチェックしていってもらいたいと思う。民主党時代からありがちの選挙が終わったら対立候補も要職に取り入れるということも含め、注目してもらいたい。

データに基づく蓮舫・前原・玉木3氏の評価


図表: 民進党代表選立候補者
3名の国会活動データと
政治資金データ
 最後に、そうは言っても国会議員の投票日はまだ明日である。準備しながら盛り上がらない代表選挙の中で、すっかり出しそびれた感があるが、3候補者の国会での活動データと、政治資金データについても紹介したい。

 前者は、国会議員の活動データを集積する会で集積し、NPO法人万年野党が評価した第183国会から第189国会までのデータであり、こうした活動データで見ると、知名度では劣る玉木氏の国会での活躍がめざましいことが見えたりもする。

 野党にたいして期待するのは、1つには国会での質問での問題の本質を明らかにすることと、修正していくことであり、さらに野党第1党としては、今後さらに代案を示し、法案を提出していく立法能力である。

 これまでもデータを見て共有してもらいながら、一方で、有権者や国民も民進党がそういう政党になろうとしているのかどうかを厳しい目で見ていく必要がある。是非、こうした点にも注目してもらいたい。

 後段の政治資金のデータは、政治資金透明化プロジェクト( http://pft-project.jp )によって公開されているもので、日大の岩井奉信教授や毎日新聞の与良正男さんらとともに高橋亮平もプロジェクト呼びかけ人に名前も連ねさせてもらった。こうしデータは、有権者の皆さんもラポールジャパン( https://rapportjapan.info )のサイトから公表されている2014年の国会議員関係政治団体における政治資金情報を見ることができる。

 今回の民進党代表選挙もそうだが、今後の選挙や日頃の国会議員の活動についても是非、こうしたデータについても見てみる習慣がついてくると、国会議員を見る目も変わってくるのではないかと思う。
(公式ブログ「世の中を変えるブログ!」より2016年9月14日分を転載)