本来、独自の政策があったら他の党に入れませんよ。党に入るということは、ただ政治家になりたいという目的だけの人は入れるけど、日本をこうしたいという思いがあったらそれはもう他の党には入れないはずです。

 「支持政党なし」でやりましょうとどこかの党に言っても無駄だろうし。政策を一切捨てましょうよっていってもやってくれないでしょうし。だからもう自分でやるしかないんです。

 でもこの世の中、支持政党ない人多いんですよ。本当に支持政党がない人は選挙にいかない。世論調査なんかで支持政党ないって多いですけど、そういう人たちにもこういう選択肢があるといことがわかれば選挙に行ってくれるかなと。実際、10代や20代の人の支持が高かったみたいなんですよ。
佐野秀光氏
佐野秀光氏
 参院選では選挙区8人、比例2人で計10人立候補しました。選挙活動は基本的に私を含めて立候補している10人だけです。ポスターは立候補者に有名人がいないので顔写真なんて入れません。見た人もいると思いますけど「支持政党なし」を強調した文字だけのものです。

 全国で8万枚、東京だけで5万枚貼りました。これが結構大変で途中で音を上げるやつもいましたね。街頭演説もかなりやったけど、手ごたえというより、街頭演説なんて所詮自分の満足感だけですから。

 今はまだ議席獲得に至っていませんけど、この手法が広がって「支持政党なし」にもっと票があつまって議席が増えていったら、法案の採否にかなり影響力を持てるので与党はヤバいと思うはずです。
 
 同じ党の議員でも賛成と反対に分かれないといけないので「支持政党なし」は大きな政党になってはいけないし、政権を取ってもいけない。だから、都知事選などの首長選挙には立候補しないんです。政策もないのに万一当選したら迷惑をかけますからね。まあ、万一にも当選するとは思いませんが(笑)。

 かつてはしっかりとした政策を持った党でやり始めたんです。2012年の衆院選で出馬したときは「安楽死党」でした。やはり人間がだれしも不安になるのが自身の死ですからね。死について選択肢を持てるのは安心感につながるじゃないですか。だれもどこの党も大々的には言いませんが、安楽死の選択肢がないのは重大です。それより前の2009年の衆院選では「新党本質」という党名で、そのときから安楽死は政策にいれていましたね。