私はかつて、日本で最高の人気を誇るミュージシャンたちに帯同し取材したことがある。ある人気ロックスターの奥様は世間的には無名の女性だったが、スタイルがよく、足がやたらと細かった。親衛隊を納得させるには、何かそういう決定的な要素が必要なのだと納得した覚えがある。

プロ野球オールスターゲーム第2戦の試合後、フジテレビ系「スポーツLIFE HERO’S」の収録に参加した大谷翔平。右はフリーアナウンサー・加藤綾子=横浜スタジアム
プロ野球オールスターゲーム第2戦の試合後、フジテレビ系「スポーツLIFE HERO’S」の収録に参加した大谷翔平。右はフリーアナウンサー・加藤綾子=7月16日、横浜スタジアム
 その意味で、女子アナ、有名タレントは無条件に周囲を黙らせる力がある。ただし、目立ちたがり屋はNGだ。結婚したら、大谷投手を前に出し、自らは控えめに内助の功に徹する。古い考えと非難されそうだが、プロ野球選手の日常はそれほど苛酷だ。夫婦は一体となって球場での活躍を実現するチームといっていい。だから、結婚後も選手以上に自分がメディアで目立ちたいタイプの女性では難しいだろう。

 イチロー選手の弓子夫人、田中将大投手の里田まい夫人らがそうだ。いずれも料理が話題になるほどだ。ことに里田まい夫人の手料理は、それが楽天時代の24連勝につながったと多くの人が信じている。ファンからも夫人は共感を得ている。それが田中将大投手への信頼と支持につながっている。結婚当初は不安視もされたが、いまとなっては究極のカップルと認められている。

条件2 「天然系」か「気が強い人」

 もちろん、例えば大谷が中学時代、高校時代からの級友と結婚するのも微笑ましい。あるいはプロ入り後に出会った一般の女性にひらめきを感じ、結婚するのも大谷翔平の人柄を感じさせて私は応援したい。けれど、その場合は、先に書いた強烈な周囲のプレッシャーを覚悟しなければならない。だから奥様は、まったくそういう騒ぎに頓着しない天然系か、さもなければ気が強い人。

 野村克也元監督の沙知代夫人、現中日・落合博満GMの信子夫人はこのタイプ。目立ちたがり屋にも見えるが、それ以上に気の強さとご主人をメディアや雑音から守ろうとする意識の強さによって結果的に自分が目立つ形になっている。野村監督の場合、沙知代夫人と二人三脚を始めたのは現役の晩年、むしろ監督としての立場をサポートされた時期だから夫人のキャラクターがプラスになったのだろう。

条件3 同い年か年下の女性

 20代の前半で結婚するプロ野球選手が多いから、姉さん女房が多い。同じ年代の女性ではまだ経験が浅く、精神的にも不安定で選手の負担になるという声が多い。確かに、20代の選手生活を支えてくれるのは年上の女性がよいかもしれない。だが、野球選手の現役生活は長くなっている。30代、40代の人生を生きるとき、男性が求める感性はどちらだろうか。自分より若い女性が自然と相性がいい、必要な感性を与えてくれるという要素もある。