信者じゃない人から敬われてこそ本当の宗教家


 宗教団体というのは、そこの宗教に入っている人にとっては、派手な着物を着たおばさんの教祖なんかに額衝(ぬかず)くでしょ。外から見たら、このおばさん何を言ってんだってことにしかならない。重要なのは、その宗教の信者じゃない人からも、敬われるのが本物だということです。

 お釈迦様って別に仏教徒じゃなくても、皆尊敬するでしょ。イエス・キリストもクリスチャンじゃなくても尊敬する。マホメットも、マホメットの価値はイスラム教徒でなくても認めますよね。孔子とか老子とかも、別に儒者や道教の信奉者でなくても学びますよね。

 信者じゃなくても尊敬するし、生きるヒントにするわけです。それが、やっぱり普遍的な本当の宗教性を持ってる人と言えます。だから、その信者は敬うけども、信者じゃない人からは変な目で見られ、全く相手にされないっていうのはダメなんですよ。
 
 信者からも敬われ、信者じゃない人からも敬われてこそ、本当の宗教家だと思うわけです。要するに、普遍性が大切なのです。真理とは何かと考えたら、いろいろと定義はあるでしょうが、普遍性というふうに置き換えられると思っています。

 だからこそ、ワールドメイトの活動は、どこよりも斬新で現代的である一方で、その中には宗派や宗教の枠を越えた、普遍的な宗教性を持たせようとしている。そして、あらゆる誤解を乗り越えて、会員の幸せを第一に考え、法的にも人道的にも、社会的にも信頼に足る宗教団体をめざしているのです。(聞き手、iRONNA編集部・溝川好男、松田穣)


ふかみ・とうしゅう 本名は半田晴久。1951年、兵庫県生まれ。同志社大学経済学部卒。武蔵野音楽大学特修科(マスタークラス)声楽専攻卒業。西オーストラリア州立エディスコーエン大学芸術学部大学院修了(MA)。中国国立清華大学美術学院美術学学科博士課程修了(Ph.D)。中国国立浙江大学大学院中文学部博士課程修了(Ph.D)。現在は神道系宗教法人「ワールドメイト」(静岡県伊豆の国市)の代表を務める傍ら、企業経営や芸術、福祉活動などに取り組んでいる。