日本は世界的に有名なロリコン大国です。幼児ポルノ、児童ポルノの規制はゆるく、ネットや同人業界にはそういうコンテンツが溢れています。イギリスであれば逮捕される様なコンテンツも含まれています。そういう事実があるのですから、保護者が不安になるのは当たり前です。

 ここ数年、イギリスで幼児性虐待スキャンダルが話題になっていますが、幼児性愛者は、こどもと親しくなれる職業や機会を意図的に選ぶ傾向があります。Jimmy Savileの性犯罪スキャンダルは、性犯罪者がどのような機会を利用してこどもに近寄るかを明らかにしました。

 Savileはイギリス初のラジオDJで、1960年代から80年代にテレビ司会者、DJ、慈善事業家として大活躍し、90年代にはナイトの称号を得ます。芸能人であることを利用して、番組に出演したこどもや、サインをねだるこどもと性行為を行いました。

 キャリアの後半では慈善事業に熱心でしたが、訪問した国立病院でこどもの性的虐待を繰り返していました。被害者の数は500以上に及ぶとみられています。Savileがこども番組や慈善事業を好んだ理由は、こどもに近寄れるからだったのではないかという意見があります。(Jimmy Savile: timeline of his sexual abuse and its uncovering

 イギリスの保育園における性犯罪スキャンダルは、幼児性愛者にとって保育園は最高の環境であることを証明してしまいました。PlymouthにあるLittle Ted's という保育園で働いていたVanessa Georgeという女性保育士は、職場で乳児や幼児を性的に虐待した上、性的な写真やビデオを撮影、それを職場のコンピューターや私用の携帯電話などに保存し、Facebook等のソーシャルメディアで知り合った幼児性愛者達に配っていたのです。(Nursery worker admits sex abuse(Vanessa George jailed for child sex abuse)Nursery paedophile Vanessa George jailed indefinitely

 Little Ted'sは大変評判の良い園で、地元では人気でした。GeorgeはLittle Ted's でも人気の保育士で、当時39歳。こどもの親と友だちになるほどでした。既婚者で自分にも2歳のこどももいました。ところが、Georgeは職権を利用し、60人以上のこどもの写真や動画をとって、仲間にせっせと渡していたのでした。

 保育園というのは、大半のところは零細企業レベルの規模です。大企業に比べたら働く人の数も少なく、働く人同士は親密な関係を持つことになります。商店やオフィスにくらべたら閉鎖的な環境で、外野の目は届きません。職員同士は距離が近いので、他の同僚のちょっとおかしな行動を批判したり、政府に通報するのは簡単ではありません。職員以外の大人の出入りは限られています。

 保育園には様々な死角があります。トイレ、廊下の隅っこ、遊び場の奥などにこどもを連れて行ってしまえば、他の職員には見えないこともあります。Georgeはキュービクルを使って死角を作り出し、オムツを替えるふりをして、虐待を繰り返していたのでした。
※写真はイメージ
※写真はイメージ
 Georgeの職場でも職員同士は緊密だったので、Georgeのおかしな行動を面と向かって批判するのは難しく、経営者も職場の雰囲気を乱したくないので、みてみぬふりだったようです。これは、日本でも学校や老人ホーム、障がい者施設、刑務所といった閉鎖空間で起こる、職員による暴力や虐待と似ています。

 例えば学校の場合、暴力教師が生徒を虐待することがありますが、それを同僚教師が批判したり通報するのは簡単ではありません。日本では老人ホームでの虐待が時々報道されますが、これも似たような構造です。