2018年03月08日 14:35 公開

米飲料大手のコカコーラは日本で缶チューハイの発売を計画している。125年以上にわたる同社の歴史で初のアルコール飲料となる。

缶チューハイは、日本の焼酎をベースにし、さまざまに味付けされた発砲酒で、アルコール度数は通常3~8%。コカコーラ社は、チューハイに対する日本での需要増を成長に取り込みたい考え。

日本コカコーラのホルヘ・ガルドゥニョ社長は、年内に予定される缶チューハイの発売について「我々の市場の特定部分での、ささやかな試みだ」と語った。

同社長は、「我々が低アルコール飲料分野で試みたことはないはないが、中核事業以外で商機を探り続ける我々の姿勢を示すものだ」。日本市場以外で発売される可能性は低いという。

「焼酎ハイボール」という名称を短縮したチューハイは、ビールに代わるアルコール飲料として販促されており、女性の消費者に特に人気だ。

日本の大手飲料メーカー、キリンとサントリー、アサヒの3社はすべて缶チューハイ製品を出しており、新たな味の開発にも取り組んでいる。

最も人気があるのは、グレープフルーツやレモンといった強い柑橘系だが、ブドウやリンゴ、桃といった果物の味も発売されている。

「プレミアム分野」

若い消費者が健康志向を強めているのに伴い、コカコーラ社はミネラルウオーターやお茶のブランドを買収するなど、炭酸飲料以外の分野に事業を拡大させてきた。

ウェルズ・ファーゴのアナリスト、ボニー・ハーツォグ氏は昨年11月、コカコーラが「クラフトビールといったプレミアム分野」に関心を示しており、アルコール飲料に進出する可能性がある、との推測を述べていた。

「アルコポップ(alcopop)」と英語で呼ばれる飲料は、甘いアルコール飲料であることが多く、1990年代には「フーチ」、「リーフ」、「スミノフアイス」、「バカルディ・ブリーザー」などの英国のブランドが人気を集めた。

しかし、口当たりの良さから、若者が大量に飲酒するのを助長しているとの懸念が指摘され、議論の的になった。

(英語記事 Coca-Cola plans to launch its first alcoholic drink