2018年03月12日 14:05 公開

フランスの極右「国民戦線(NF)」のマリーヌ・ル・ペン党首は11日に開かれた党大会で、党名を「国民連合(RN)」に改称する案を発表した。イメージ刷新を図る狙い。ル・ペン党首は現党名が有権者にとって「心理的な壁」となっているとしている。

改称は先に僅差で可決されていた。党員は今後、党名案について郵便投票を行う。

ル・ペン党首は昨年、大統領選で一騎打ちの末、エマニュエル・マクロン現大統領に敗れた。その後、国民戦線は支持率を下げており、ル・ペン党首は父親で前党首兼創立者のジャン=マリー・ル・ペン氏(89)から批判を浴びていた。ジャン=マリー氏はロイター通信の取材に対し、改称は政治的な「自殺」だと述べている。

だがル・ペン党首は、改称を通じて人種差別や反ユダヤ主義と関連付けられている党のイメージを変えたい考え。これにより、他党との連携も容易になるとみている。同党首は党員に対し、「国民戦線」という名称は「栄光に満ちた勇壮な歴史」を表していると説明した一方、選挙戦での勝利や支持者の拡大を妨げていると述べた。

「多くのフランス国民、誠実な人々にとってさえも、党名は心理的な壁となっている」

「われわれは元来、抗議政党だ。われわれが与党になれることに今や疑いはない」

国民戦線によると、10日の時点で党員の52%が改称を支持している。党員は郵便投票で新たな党名を選ぶ。

(英語記事 France's Le Pen proposes new party name