百田尚樹『日本国紀』をどう読むか
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百田尚樹『日本国紀』をどう読むか

作家、百田尚樹氏の新刊『日本国紀』の売り上げが好調だ。同書の副読本も発売されるなど話題は尽きないが、その一方でSNSではコピペ騒動などが持ち上がり、批判も渦巻いた。強烈キャラで知られる百田氏だけに好き嫌いが分かれるとはいえ、『日本国紀』をどう読むべきか、改めて考えたい。

作家、百田尚樹氏の新刊『日本国紀』の売り上げが好調だ。同書の副読本も発売されるなど話題は尽きないが、その一方でSNSではコピペ騒動などが持ち上がり、批判も渦巻いた。強烈キャラで知られる百田氏だけに好き嫌いが分かれるとはいえ、『日本国紀』をどう読むべきか、改めて考えたい。

監修者として言わせてもらう

「歴史書とはとても言えない」

「日本人の良心の反乱だ」

「常識」と「真実」の価値

 作家、百田尚樹氏の最新刊『日本国紀』(幻冬舎)は、初版25万部に5万部の発売前重版を加えた計30万部でスタートした。さらに正式発売日の12日、10万部増刷が決まった。書籍や雑誌など、出版物の総販売部数は毎年減り続けている。半面、出版点数は増加し、現在は年間約8万点に及ぶ。つまり1日平均220冊の出版物が発売されるのだ。結果、近年の出版業界では、「1万部でベストセラー」が常識である。『日本国紀』は非常識すぎる。
 百田氏本人も、夕刊フジのインタビューや、インターネット番組「真相深入り! 虎ノ門ニュース」、ツイッターなどで語っているが、この歴史的ベストセラーは、百田氏と私の共著『いい加減に目を覚まさんかい、日本人!』(祥伝社)の対談をきっかけに執筆された。そのときの様子は同著の第5章「平和ボケした日本人が戦うときが来た!」(257ページ~)で再現されている。
 残念ながら私は現在、本コラム執筆のほか、連日の講演会や新刊原稿のチェックに追われていて、手元にある『日本国紀』をまだ1ページも読めずにいる。だから感想を書けないが、『日本国紀』の周辺で起きている現象は、興味深く観察中だ。
作家、百田尚樹氏の最新刊『日本国紀』
 まず、ネット上では発売前から、「フェイク歴史本」や「ヘイト本」「ネトウヨ本」などのレッテルを貼る人たちが、たくさん現れた。中には、某国立大の名誉教授という人物もいたが、本書に書かれていない話を憶測で批判し、百田氏本人から見事返り討ちにされていた。
 内容について賛否両論あることは、日本が民主主義国として健全な証拠だ。だが、「従来の歴史観と違う内容は許せない」「だから読む必要すらない」「排斥すべきだ」と考える人たちは全体主義者であり、日本よりも近隣国に住むべきである。
 好奇心の欠如か、怠慢か、傲慢(ごうまん)か、中二病なのかは人それぞれだろうが、自分の常識を疑わない人は危険だ。「まっとうな大人」を自称したければ常識を疑い、アップデートする重要性に気付くべきである。
 百田氏や私は世間から「保守」と呼ばれる。だが、従来の常識が「事実ではない」と知れば、常識の方を捨てる。つまり、私たちより、自虐史観の歴史教科書や、「平和憲法の神話」に基づいて形成された常識を捨てられない人々こそ、真の「戦後保守」かもしれない。
 私の著書『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(講談社+α新書)は、電子書籍を含むと50万部を突破し、2017年の新書販売部数第1位だった。だが、テレビなどは存在すら無視した。米国同様、左派が牛耳るメディアが今後、『日本国紀』をどう扱うのか、とても楽しみである。。(ケント・ギルバート「ニッポンの新常識」zakzak 2018.11.17

百田尚樹が『日本国紀』を語る

祖国愛なき人は不幸

「憎む」相手を間違うな

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