箱根駅伝のドラマがちょっぴりウザい
93

箱根駅伝のドラマがちょっぴりウザい

今やすっかり正月の風物詩となった箱根駅伝だが、テレビで完全生中継が始まったのは平成の始まりとほぼ時を同じくする。ただ、走行中に倒れ込む選手を執拗にカメラが追い回し、ストーリー仕立ての美談に演出する放送内容は賛否も絶えない。箱根駅伝に視聴率狙いのドラマは必要か。

今やすっかり正月の風物詩となった箱根駅伝だが、テレビで完全生中継が始まったのは平成の始まりとほぼ時を同じくする。ただ、走行中に倒れ込む選手を執拗にカメラが追い回し、ストーリー仕立ての美談に演出する放送内容は賛否も絶えない。箱根駅伝に視聴率狙いのドラマは必要か。

元箱根ランナーが問題提起

「ふらふら選手」の中継も

革新が伝統を創造した

メディアスポーツの弊害

知名度アップに効果抜群

 正月の箱根駅伝まで、あと1カ月。焦点は青学大のV5が成るかどうかだが、前回9年ぶりにシード落ちし予選会で1位通過した駒大で、大八木監督が学長からパワハラを受けたと訴えているとされる問題が浮上するなど、話題に事欠かない。
 そんな中で、青学大と並ぶ都会派のオシャレなミッション系大学として女子にも人気のある立教大が、箱根を目指すプロジェクトを立ち上げ注目を集めている。2024年の創立150周年記念事業として「立教箱根駅伝2024」を立ち上げ箱根を目指すという。PR効果を狙う昨日今日の新興大学ならわかるが、立教大は第1回の箱根駅伝が行われた1920年創部という老舗。「へぇー、あの立教が」と驚いた人も多かったろう。
2018年11月、全日本大学駅伝を前に
記者会見する青学大の原晋監督
 箱根駅伝には34年に初出場し、57年に3位になった。通算27回出場し、68年が最後という長いブランクがあるが、復活を託されたのは上野裕一郎氏(33)。中大で活躍し、5000メートルで世界選手権代表にもなったスピードランナーで、DeNAを退社し現役を続けながら12月1日付で男子駅伝監督に就任した。
 青学大の原晋監督は2004年に就任。はじめはスカウティングに苦労したが、母校の広島・世羅高や中京大の系列校などから好選手を集めた。上野監督ならマラソンの大迫傑も輩出した母校の強豪、長野・佐久長聖高の選手にも声をかけやすいだろう。「原監督は就任から箱根初出場まで5年かかった。立教大は選手寮も新設するとかで、全学あげてバックアップすれば5年で出る可能性はある」と関係者。
 受験期を控え大学の知名度アップに効果抜群とされる箱根駅伝。青学大の成功は伝統校にも大きな刺激になっている。20年の第1回大会に出場した「オリジナル4」と呼ばれる早慶明東京高師(筑波大)の4校のうち、やはり近年出場が途絶えている慶大も創部100年の昨年からプロジェクトを立ち上げ、日体大OBの保科光作氏を監督に迎え強化を始めた。スポーツ推薦ではなく全国のOBの情報網を駆使しリクルーティングで人材を確保するという。
 先月の予選会で慶大は26位で、ギリギリ11位通過の上武大と28分10秒差。28位の立教大は37分45秒差あった。箱根路は遠いが、10年前の08年大会に青学大は出場すらしていなかったことを思えば、10年後の勢力図がどう変わっているかはわからない。(作家・神谷光男、zakzak 2018.12.04

箱根からマラソンへ

甘い蜜に群がる人々

箱根駅伝のドラマがちょっぴりウザい

みんなの投票

箱根駅伝のどんな点に注目して観ていますか?

  • 勝負の行方

    57

  • 母校の活躍

    30

  • 人間ドラマ

    6