北方領土「日本固有」となぜ言えないのか
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北方領土「日本固有」となぜ言えないのか

北方四島はわが国固有の領土である。にもかかわらず、最近の安倍首相は「不法占拠」された事実を意図的に封印し、ロシア側に一方的に配慮する。交渉事とはいえ、ロシアの言い分を丸呑みして大丈夫なのか。小バカにしながら、ほくそ笑むプーチンの顔が目に浮かびそうである。

北方四島はわが国固有の領土である。にもかかわらず、最近の安倍首相は「不法占拠」された事実を意図的に封印し、ロシア側に一方的に配慮する。交渉事とはいえ、ロシアの言い分を丸呑みして大丈夫なのか。小バカにしながら、ほくそ笑むプーチンの顔が目に浮かびそうである。

ロシア人を知らなさすぎる

安倍首相は相手にされるか

安倍さんは人が良すぎる

国際世論を味方につけよ

あの失敗を繰り返すな

 「モンスタークレーマー」と化した韓国のことはさておき、今回はロシアとの北方領土問題を論じたい。この問題を考えるにあたっては、わが国内の右・左の「論客」の声をも、あえて横に置くべきだ。なぜなら、いずれの主張も現実離れしていて、国民多数の声を反映したものだと言い難いからである。
 「領土を諦めるとは何事だ」という保守派に対し、左派は「安倍晋三首相が自身のレガシーづくりに、北方領土問題を利用しようとしている」という。だが、報道各社が先週末に行った世論調査の結果はこれらとは異なる。
2018年9月、東方経済フォーラム全体会合で演台に向かうロシアのプーチン大統領(左)と安倍晋三首相(古厩正樹撮影)
2018年9月、東方経済フォーラム全体会合で
演台に向かうロシアのプーチン大統領(左)と
安倍晋三首相(古厩正樹撮影)
 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した合同世論調査での、本件に関する回答結果は次の通りであった。
 (1)北方領土問題について、「進展すると思わない」が72・9%、「進展すると思う」は20・4%。
 (2)目指すべき合意については、「歯舞(はぼまい)と色丹(しこたん)の2島を先に返還し、国後(くなしり)と択捉(えとろふ)の2島は引き続き協議」の2島先行返還が43・5%。「四島一括返還」が32・9%。「歯舞と色丹の2島返還でよい」は10・1%、「四島返還は求めない」は7・3%。
 一方、朝日新聞が同時期に実施した調査の結果は次の通りだ。
 (1)安倍首相のもとで、北方領土問題が解決に向けて進むことを「期待する」は57%、「期待しない」37%。
 (2)色丹・歯舞の2島をロシアが日本に引き渡し、国後・択捉の2島で日ロによる共同経済活動をめざすべきという考え方に「賛成」38%、「反対」40%。ただし、ロシアが日本に、北方領土4島の主権はロシアにあると認めよと主張していることについては「納得できない」が80%であった。
 「安倍首相のもとでの領土問題解決を期待するか」と聞くあたりは、いかにも朝日新聞らしいが、それでも6割近くが「イエス」と答えた点は注目に値する。産経、朝日とも、国民の約4割が「2島返還」容認の結果が出たことも要注目だ。
 先の大戦終戦の間際に、当時のソビエト連邦が不可侵条約を破って参戦し、北方領土は奪われた。この史実を知る日本国民が、ロシアへの譲歩である「2島返還」を受け入れ難いのは当然である。しかし、終戦から70年以上、北方領土はロシアに占拠され続け、今日一人の日本人も住んでいないという現実をも見ざるを得ない。このまま戦後100年ともなれば、4島はロシア領として定着するだけ。このことをも多くの国民が理解している。
 まずは「2島」で手を打ち、憲法改正など国内の体制整備を行いながら捲土(けんど)重来に備えることが賢明な策である。さもなければ、90年代~2000年代初頭、取り返せたはずの2島すら取れなかった、あの失敗の二の舞いを演ずることとなる。
 01年3月、当時の森喜朗首相が、ロシア・イルクーツクで、ウラジーミル・プーチン大統領と合意文書を交わした際、安倍首相は官房副長官として森氏の側近だった。だが、この前月に起きた「えひめ丸事件」での支持率低下が影響し、森内閣は4月に総退陣、北方領土問題進展は水泡に帰した。このときからの積年の思いとともに、安倍首相はいまこそ果断に、2島を取り戻すべきである。(ジャーナリスト・有本香 zakzak 2019.1.25

にじむプーチンへの配慮

真の「独立回復」は

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