靖国神社「150年目の危機」
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靖国神社「150年目の危機」

靖国神社が揺れている。天皇代替わり後の今年6月に創建150年を迎えるが、平成の時代は陛下の御親拝が一度もないまま幕を閉じる可能性が高い。むろん靖国の存立に関わる危機である。いや、それだけではない。2代続けて宮司が任期途中で退任し、首相の参拝も見送られたままだ。いま靖国で何が起こっているのか。

靖国神社が揺れている。天皇代替わり後の今年6月に創建150年を迎えるが、平成の時代は陛下の御親拝が一度もないまま幕を閉じる可能性が高い。むろん靖国の存立に関わる危機である。いや、それだけではない。2代続けて宮司が任期途中で退任し、首相の参拝も見送られたままだ。いま靖国で何が起こっているのか。

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「靖国が民間」という矛盾

「戦争賛美の意は一切なし」

GHQの罪深さよ

 私は1980年の夏から東京に住んでいるが、実は、ほんの数年前まで、靖国神社の境内に足を踏み入れたことすらなかった。なぜなら、日本の左派マスコミの報道が、私の脳内に植え付けた、靖国神社に対する先入観と偏見があったからだ。ある年、靖国神社で毎年5月に行われる沖縄本土復帰を祝う記念式典に招かれ、初めて昇殿参拝を行った。同日、遊就館も見学し、展示物の英語記述の完璧さと公正さに感動した。自分の先入観と偏見を深く恥じた。
靖国神社参拝に反対する抗議団体を取り囲む警官=2001年8月、東京都千代田区(酒巻俊介撮影)
靖国神社参拝に反対する抗議団体を取り囲む警官=2001年8月、東京都千代田区(酒巻俊介撮影)
 おそらく本コラムの読者にも「靖国神社を一度も参拝したことがない」という人は少なからずいるだろう。何しろ日本は、国を守るために戦って命を落とした英霊に対して、感謝や慰霊の気持ちを示す行為に対し、「戦争賛美だ」とか、「軍国主義の復活につながる」といった、非論理的な理由で批判される不思議な国である。彼らの正体は、GHQ(連合国軍総司令部)が施したWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)によって洗脳された「自称・平和主義者」と、その純真無垢(むく)さを利用する「敗戦利得者」や「外国工作員」なので、冷静で論理的な議論は期待できない。最も有効な対応策は「脱洗脳プログラム」と「スパイ防止法」の実施である。
 もし、「自分は靖国神社に否定的なイメージを持っているが、洗脳などされていない」と主張する人がいたら、靖国神社で昇殿参拝を行い、遊就館の展示物を隅々まで見学したうえで、どこが「戦争賛美」や「軍国主義復活につながる」のか、具体的に指摘すべきだ。それができない限り、私は「あなたはWGIPに洗脳されている」と言い続ける。
 そもそも、国のために戦って亡くなった軍人を国民が英雄視したら、「戦争賛美」や「軍国主義」になるのであれば、日本を除く世界中すべての国が「戦争賛美の軍国主義国」ということになる。
 戦後、日本の複数の首相経験者が「靖国神社を参拝したことはなく、今後も参拝しない」と発言してきた。中には「中国の友だちが嫌がるから、靖国神社には参拝しない」と言った首相もいた。
 靖国神社に祀られた英霊たちは、そんな元首相や今の日本をどう思っているのか。さまざまな考えをめぐらせた1日だった。(ケント・ギルバート「ニッポンの新常識」 zakzak 2018.08.18

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