「橋下イズム」は地方自治をバカにする?
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「橋下イズム」は地方自治をバカにする?

統一地方選第一弾の目玉と言えば、やはり現職の大阪府知事と大阪市長が入れ替え立候補した「クロス選」だろう。元大阪市長、橋下徹氏が掲げた「大阪都構想」の是非を再び問う奇策だが、これには「選挙制度の私物化」「地方自治の危機」などと批判も根強い。「橋下イズム」の象徴たる二度目の奇策の成否やいかに。

統一地方選第一弾の目玉と言えば、やはり現職の大阪府知事と大阪市長が入れ替え立候補した「クロス選」だろう。元大阪市長、橋下徹氏が掲げた「大阪都構想」の是非を再び問う奇策だが、これには「選挙制度の私物化」「地方自治の危機」などと批判も根強い。「橋下イズム」の象徴たる二度目の奇策の成否やいかに。

市民より党利党略

大改革は一夜にしてならず

選挙は「戦」じゃない

実現に必要な「あの人」

橋下徹氏=2018年4月
橋下徹氏=2018年4月
 やっちゃうんですねぇ…。4月7日に投開票される「大阪府知事・大阪市長のダブル選」のことです。すべては維新の悲願、「大阪都構想」を実現するためのようですが、正直申し上げて、この手法は大阪人に飽きられていると思います。そして、都構想も賞味期限切れで、あまり関心がないでしょう。
 私の肌感覚でお伝えすることをお許しいただきたいのですが、やっぱり大阪維新の会は「橋下徹」という人あっての政党なんです。大阪での橋下人気は絶大です。私も大好きです。やしきたかじんさんの番組でも、その論客っぷりは小気味良く、「この人に任せたいな」と思わせるオーラがありました。無責任なようですが、「道州制」や「大阪都構想」が、いいか悪いか、そんなものはよく分からない(笑)。
 橋下氏に人気があったのは、ただ大阪の人々の「気を上げてきた」のです。えっ? それだけか!? という話ですが、しかしね、気を上げるって大切なことですよ。景気を上げる、意気が上がる、士気が上がる、人気が上がる、熱気が上がる、覇気が上がる、勇気、和気、陽気、鋭気、活気が上がる。電気の代金が上がる…。あっ、それは違うか。気を上げることは、すべていい方向に向いていくのです。橋下氏は大阪人の気を上げてきた。この人に任せたら大丈夫だ。選挙でも絶大な人気を誇ってきた。
 そんな橋下氏が2015年5月、自分の進退を賭けて、「大阪都構想の賛否」を問う住民投票に臨みました。結果は、約1万票の僅差で否決でした。橋下氏は同年12月の任期満了をもって政界を引退したのです。松井一郎氏と吉村洋文氏は同年11月、再び「都構想」を掲げて、知事再選と市長初当選を果たしました。これが、今回の「知事・市長のダブル選」へとつながっていくのですが、私は「都構想」で選んだとは思えません。
 あの橋下氏が「進退をかけた」都構想で、1万票差だけど「負けた」。大阪の民意はもう示されているのです。「二重行政の解消」というなら、現状に合わせた政治判断で何とかすべきですよ。今の伝統ある区政が壊されるのは真っ平ゴメンですわ。
 それでも、どうしても大阪都構想を実現させたいなら、橋下氏に知事選か市長選に「再度、民意を問う」と出馬表明してもらいたい。それならば、大阪人はもう一度、耳を傾けると思います。大阪は商いの街、何より「心意気」を最も大切にするのですから。(「桂春蝶の蝶々発止。」zakzak 2019.03.15)

「大阪クロス選」って?

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限られた裁量権

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