「新宰相」菅義偉の前に果てなく続く茨の道
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「新宰相」菅義偉の前に果てなく続く茨の道

首相指名選挙を経て、正式に菅義偉総理が誕生した。7年8カ月ぶりの新総理に期待が寄せられるが、これほど重圧がのしかかる政権はあまりないだろう。コロナ対策はもちろん、憲法改正、拉致問題、悪化した日韓関係、北方領土問題…。最強と言われた安倍政権ですら達成できなかっただけに、菅総理の政権運営はまさに茨の道だ。

首相指名選挙を経て、正式に菅義偉総理が誕生した。7年8カ月ぶりの新総理に期待が寄せられるが、これほど重圧がのしかかる政権はあまりないだろう。コロナ対策はもちろん、憲法改正、拉致問題、悪化した日韓関係、北方領土問題…。最強と言われた安倍政権ですら達成できなかっただけに、菅総理の政権運営はまさに茨の道だ。

構築すべき「平壌チャンネル」

公選制の検討も必要

各省庁の「愚策」に悲鳴

どうせ槍玉に挙げられる

早期の解散総選挙で与党圧勝か

 安倍晋三首相の辞任表明後、怒濤(どとう)のように自民党総裁選へとなだれ込み、いまや菅義偉(すが・よしひで)官房長官が新総裁になる前提で話が進んでいます。そして、その先に見据える解散総選挙前倒し論もやかましくなっており、産経新聞も「【総裁選を追う 9月8日】総裁選初日、関心は既に解散総選挙へ」(「産経ニュース」8日)として年内、早ければ10月末投開票とも言われる政治情勢を報じています。
 安倍政権の政策を継承する前提で自民党総裁選が動いているものの、自民党党員による投票は見送られました。いわゆるオール自民党からの信任を得ていないと批判も起き得る新総裁が、おそらく高くなるであろう内閣支持率を背景に「広く民意を問う」と早期の解散総選挙を行えば、自民党・公明党による政権与党の圧勝も視野に入ります。
日本記者クラブでの自民党総裁選立候補者討論会に出席した菅義偉官房長官=9月12日
日本記者クラブでの自民党総裁選立候補者討論会に出席した
菅義偉官房長官(肩書は当時)=9月12日
 一方、野党第一党であった立憲民主党とその分派とも言える国民民主党との新党合流協議は暗礁に乗り上げ、合流新党に党籍を移さない14人ほどが玉木雄一郎・国民代表の立ち上げる新党への参加を表明し、総裁選で世の中の話題を占める自民党に比べかなり埋没している感もあります。もともとは旧民主党・民進党というひとつの政党であったものが、小池百合子東京都知事の勢いに乗る形での希望の党結党と合流騒ぎをきっかけに分裂した形でしたが、このコロナ禍や、激しい経済低迷という国家国民の難事を前にして仲間割れをしている場合なのか、いまひとつ理解に苦しむところです。支持団体である連合も分裂を余儀なくされ、タイミング悪く野党再編が始まって足並みが乱れ、政権批判票の統一的な受け皿になることが困難な情勢になっているのも、与党の勢いを増す要因になっています。
 仮に、長らく宰相の座にあった安倍首相に対する「お疲れさまでした」という国民感情が辞任会見とともに高い政権支持率を演出し、それを引き継いだ新総裁が勢いに乗って解散総選挙に勝利して盤石な与党体制ができるのだとしても、目の前に立ちはだかるのはコロナ対策、経済対策、人口減少と高齢化、地方経済の疲弊や激しくなる一方の米中対立と東アジアの安全保障など、わが国が直面する難題は山積しています。菅官房長官が、新総裁候補である岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長を上回るわが国の国威を高めるグランドデザインを描くことができるのかどうかも含めて、きちんとメディアは検証し、国民とともに強く問うていく必要があるでしょう。(ブロガー・投資家、山本一郎「新聞に喝!」産経ニュース 2020.9.13

デジタル庁の必要性を強調

「叩き上げ」素顔は

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