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イスラム国と中国
台湾の李登輝元総統に取材した折に「中国の歴代王朝は『盗賊王朝だ』との見方がありますが、と伺ったところ総統は「まさにそのとおり」と首肯されました。つづけて「だからこそ『もっと国際法を守りなさい!』と言ってやればいいんです」と明快な答えが返ってきました……。
台湾の李登輝元総統に取材した折に「中国の歴代王朝は『盗賊王朝だ』との見方がありますが、と伺ったところ総統は「まさにそのとおり」と首肯されました。つづけて「だからこそ『もっと国際法を守りなさい!』と言ってやればいいんです」と明快な答えが返ってきました……。
立林昭彦の視線

歴代の中国王朝はいずれも力ずくで権力を奪取したものですから「力による現状変更」の歴史をくり返してきたのです。
ひるがえって「イスラム国の夢」とは何か。ISなどという仮称ではなく、力にものをいわせても本物の国を建てたい。
二十世紀は「戦争と科学の時代」といわれましたが、二十一世紀のいま、我々は「新しい戦争」に備えなければなりません。
「尖閣」挑発活発化か

ている「釣魚島の三次元図面」
サイトは「最新情報」として、2014年1月27日以降、36回にわたって中国海警局の公船が「領海内を巡航」とアピールしている。海上保安庁は2月28日にも、尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域を航行する中国海警局の公船を確認しており、サイト開設を契機に、さらに挑発的な活動が活発化することが懸念される。

南シナ海の「要塞化」急ピッチ 国際軍事専門誌IHSジェーンズ・ディフェンス・ウイークリーは21日までに、中国が南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島で進めている人工島の建設が、拡大の一途をたどり急ピッチで進められていることを明らかにした。人工衛星の画像を分析したもので、面積が約200倍に拡張されている岩礁もあり、実効支配を着々と強化する中国の動きに歯止めがかからない実態を、改めて浮き彫りにしている。(産経新聞 2015.2.22)
ラサ蜂起から56年
1959年3月10日、中国のチベット統治に抵抗し、中国からの独立を目指すチベット人が区都ラサ市で蜂起した。ラサに駐屯した中国人民解放軍が市民に解散を要求するも、その後砲撃して数万人が犠牲になったとも言われる。チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世は、この動乱でインドへの亡命を余儀なくされ、中国政府はその後もチベット人の弾圧を続けた。2008年のチベット騒乱も同じ3月10日に起こり、この日は一年で最も政治的緊張が高まる日としても知られる。