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「自分探し」の地方議員
号泣県議をはじめ、昨年は世間を騒がせる地方議員が相次ぎました。中でも目立ったのが「若手」といわれる議員でした。さあ、間もなく4年に一度の統一地方選挙です。
号泣県議をはじめ、昨年は世間を騒がせる地方議員が相次ぎました。中でも目立ったのが「若手」といわれる議員でした。さあ、間もなく4年に一度の統一地方選挙です。
そうだ! 地方議員をやろう

例えば、号泣した40代の元兵庫県議は大阪でもトップの府立高校を卒業していますが、その後の経歴を見ると、恐らく本人としては納得がいかなかっただろうなと思います。「自分はこんな場所にいる人間ではない」と思ったかどうかは知りませんが、安定した市役所職員を辞め、4回も落選したうえで議員になった背景には、何か怨念のようなものを感じてしまいます。

質問を聞く野々村竜太郎元県議=平成26年7月1日、
兵庫県庁
昭和の終わりくらいまで、日本の各都市にはもう少し特色があり、地域のつながりも深かったと思います。その中で、商店街や地場産業の代表や地区の長老らが、それぞれの住民の総意として議員になっていました。そこには利益誘導的な側面もあったのかもしれませんが、今や多くの街で商店街や地場産業はさびれ、大型ショッピングセンターを中心にした同じような街づくりが進んでいます。住民の年齢や職業の構成もだいぶ変わってきたのかもしれません。
その隙間に登場したのが、「政治に関心のある若い世代」ではないでしょうか。ただ、かつてのような業界代表やご隠居さんならいざ知らず、若い方は普通に社会で生活していれば仕事を辞めてまで立候補するのはかなり難しいことだと思います。
やや古いデータですが、NPO法人ドットジェイピーが2010年、全国の市区町村議会それぞれの直近の選挙での議員定数と立候補者数を調べたところ、平均倍率はなんと1.21倍で、立候補者が少なく、「全員当選」となった自治体も150市町村以上あったようです。これなら、普通の会社に就職するほうがよほど難しいかもしれません。
全国の地方議員の数は約35000人。これでも市町村合併などによって約半数に減ったようですが、やはり問題は質です。「議員として」というよりも「大人として」いかがか、という方が増えているように思えます。「そうだ、議員という手があったか」。そんな自分探しに有権者がつき合うのはまっぴら御免です。(皆川豪志)
無投票で決まってしまう
総務省の地方選挙結果調によると、前回(2011年)の統一地方選では地方自治体の議員選挙で無投票で当選したのは1419人で全体(定数15602人)の9.4%だった。内訳を見ると道府県議会選で17%、町村議会選では20%で無投票となり、いずれも前々回より上昇した。
また、2014年に行われた地方議員の一般、補欠選挙合わせて428件のうち、無投票だったのは82件で2割近くを占めていることが総務省の調査で分かった。
公益財団法人「明るい選挙推進協会」が有権者に行った前回の統一地方選の意識調査では「投票なしで決めるのはおかしい」と考える人が38.6%、「無投票になってもやむを得ない」は42・9%、「無投票でよい」は11・2%だった。過去の調査でも「やむを得ない」と考える人が「おかしい」という人よりも多かったが、15年には逆転したこともある。
■地方議会を変える国民会議 - 議会開催を土日・夜間にして兼業議員を当たり前にすることを目指して有識者らが結成。
■「3ない議会」なんて、いらない 全地方議会を調査(Astand(朝日新聞WEB新書)、2011.02.25)
元美人すぎる市議はいま何を思う
かつて「美人すぎる市議」として注目され、選挙区への居住実態がないとして当選無効になった立川明日香という女性を覚えているだろうか。元タレントの立川さんは、2012年2月の埼玉県新座市議選に立候補し、2067票を得て候補者32人中5番目(定数26)で初当選した。整った顔立ちと26歳という若さで一躍注目を集めたが、当選直後に市民から「選挙区への居住実態がない」と異議申し立てがあり、市選挙管理委員会が調査。その結果、当選前に住居として届け出た場所で水道やガスを使用した形跡がほとんどなかったことが分かり、同年4月に当選を無効とする決定を下した。

騒動の最中に記者会見した立川さんは、居住実態を示す根拠を問われ、「トイレは駅やコンビニで借りていた」「朝、洗顔や化粧はせず、髪を整えたらすぐに電車に飛び乗った」などと苦しい言い訳を繰り返し、世間からバッシングを浴びたことでも知られる。
今回、元市議だった彼女が、地方議員の役割や選挙についてどう考えているのか、自身の経験も踏まえて寄稿をお願いしたところ、本日夜iRONNA編集部に手記を寄せてくれた。議員辞職後、衆院選への出馬が取り沙汰されたり、テレビ出演などで話題にもなった彼女だが、最近は表舞台に出ることがほとんどない。そんな彼女はいま何を思っているのか。「美人すぎる元市議」の手記をお読みいただき、地方議員とは何か、ユーザーの皆さんにも考えていただければ幸いである。(iRONNA編集部)
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