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清原和博の薬物報道はここがおかしい!
元プロ野球選手、清原和博容疑者が覚醒剤事件で逮捕されてから1カ月余り。当初過熱したメディアの報道もひと段落したとはいえ、節目のたびにスキャンダル的に再び盛り上がる構図は従来と何も変わっていない。更生を促し、再犯を防ぐメディアの役割とは何か。ここが変だよ、ニッポンの薬物報道!
元プロ野球選手、清原和博容疑者が覚醒剤事件で逮捕されてから1カ月余り。当初過熱したメディアの報道もひと段落したとはいえ、節目のたびにスキャンダル的に再び盛り上がる構図は従来と何も変わっていない。更生を促し、再犯を防ぐメディアの役割とは何か。ここが変だよ、ニッポンの薬物報道!
篠田博之の視線

逮捕から約1カ月たった現在も、捜査はまだ続いているが、清原容疑者の場合、起訴されて有罪判決を与えられても執行猶予がつく公算が高い。
そういう状況について、例えば逮捕事件後のTBS「サンデージャポン」で、杉村太蔵元議員が「日本は薬物に甘いから」と述べ、「薬物犯に厳罰を!」と訴えた。まだテレビに出ている人がこういう発言をしているのか、と思った。
そういう状況について、例えば逮捕事件後のTBS「サンデージャポン」で、杉村太蔵元議員が「日本は薬物に甘いから」と述べ、「薬物犯に厳罰を!」と訴えた。まだテレビに出ている人がこういう発言をしているのか、と思った。
日本はアメリカに比べて薬物対策が20年遅れていると言われるが、その理由のひとつは薬物依存に対する社会的理解が深まっていないからだ。10年ほど前までは、タレントなどが薬物で逮捕されると、必ずスタジオで「もっと厳罰を!」と叫ぶコメンテーターがいた。
薬物依存者を刑務所に閉じ込めるだけでは再犯を繰り返すだけで何の抜本的対策にもならないこと、ある種の病気なのだからもっと治療を取り入れた対処を取り入れなければ解決にならないというのは、少しずつ社会的に浸透しつつあるように思える。ただ、なかなか目に見える対策が進んでいないように見えるのも事実だ。

世間に衝撃を与えた元プロ野球選手の
清原和博容疑者
薬物依存の治療で入院するという場合、入院先は精神病院だ。そこには精神疾患を抱えた人のほかにアルコール依存症の患者もいる。実は薬物依存とアルコール依存はよく似ている。しかし、両者の決定的違いは、前者が犯罪で後者が病気とされていることだ。薬物依存への理解が難しいのは、それが犯罪と結びつき、治療と処罰の関係がわかりにくいからだ。
治療と処罰についてある種の見本とされているのはアメリカの「ドラッグ・コート」だが、日本の場合、一気にそれを導入するのは難しく、司法制度の弾力的運用として「ダイバージョン」という考え方が取り入れられ始めている。
あまり知られていないが、これについてはかなり状況が変わりつつある。そこで、これから清原事件をめぐって薬物問題への社会的関心が一定期間高まるであろうことを想定し、そうした情報をできるだけ公開していきたいと思う。薬物問題の専門家でもある石塚伸一・龍谷大教授(刑事法)の話など、ぜひもっと多くの人に知ってほしいと思う。(月刊『創』編集長、篠田博之)
岡村隆史「薬物疑惑に迷惑」
ナインティナインの岡村隆史(45)が26日放送のフジテレビ系「バイキング」(月~金曜前11・55)に生出演し、自身に降りかかった薬物使用疑惑に迷惑していることを明かした。

番組では元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)が覚醒剤使用容疑で再逮捕されたことに触れ、芸能界やスポーツ界に広まる薬物疑惑についての話題になった。そこで岡村は「実家から電話かかってきて、『あんた薬やってんのか』と、言われたんですよ」と、自身に降りかかった薬物使用疑惑で両親から心配の電話があったことを告白。続けて「ネットで見たら『岡村薬物疑惑』って出てる。芸人N(ナインティナイン)のO(岡村)ってね」と、ネット上で報じられたことから噂が立ち、迷惑していることを訴えた。

岡村は「いつでも検査して下さい」と身の潔白を主張。相方の矢部浩之(44)からは「最近の言動を見ていたら怪しい」と突っ込まれてしまったが、「なんでやねん。ホンマに迷惑している」とうんざりした様子だった。(サンケイスポーツ 2016.2.26)
セカンドチャンス持てる社会を

同投手は過去に薬物に手を染めた大リーグのチームメートの名を挙げ、「米国ではそういう選手でも再びチャンスをもらえる」と指摘。「日本もセカンドチャンスが持てる社会になっていかないと。もし(清原容疑者が)更生できて復帰して、(プロ野球の)優勝監督にでもなったら、日本は変わると思う」と持論を語った。
清原容疑者とは親交があり、昨年12月には、清原容疑者の息子2人の打撃投手を務めたこともある。ブログで「いやいや清原さんに必要とされたら行くでしょ!」と報告していた。清原容疑者も当時のブログで「サンタクロースなんか小学生の頃からいないと思っていた。サンタクロースが来た!! 自分よりはるかに大きい!! ほんまに来てくれた!!」とダルビッシュの訪問に感謝していた。(夕刊フジ 2016.2.19)
芸能界は許したらアカン
清原和博容疑者(48)に続いて今度は、トップ当選した葉山町議の“政治屋”が…。日本はこれほど薬物に汚染されとったか…って何を今さら驚いとるんや。NHKまで清原逮捕のニュース大々的にやっとったけど、そういうNHKアナウンサーも危険ドラッグでパクられたんちゃうか。民放はおろか、そんなNHKまでテレビのスイッチ入れたら、過去に覚醒剤や違法薬物でパクられた“スネに傷持つ”連中が出てない番組なんかないぐらいや。

使用した金属バットなどが撤去された。
=2月4日午後、兵庫県西宮市の
甲子園歴史館
だから、いかに才能あろうと、いかに反省しようと、薬物に手を出したヤツを芸能界は許したらアカン。テレビに登場させたらアカンのである。ワシらの業界なんぞ、マリフアナやろうが危険ドラッグやろうが、1回でもパクられたら永久に報道に携われんのである。それが当たり前や。ましてや青少年が一挙手一投足を見つめるアーティストやアスリートはもっと厳格にせなアカンハズや。
薬物犯罪の減少・撲滅の最大かつ唯一の有効な方法は厳罰である。売買目的なら、シンガポールや中国みたいに死刑までありでエエ。
忘れてへんかぁ。中国大陸じゃ日本人の元組員が大量の覚醒剤持ってただけでろくに裁判も受けられず死刑判決。日本みたいに三審制があるわけでもなく、たぶんすでに大陸のどこかで人知れず“土に還った”ことやろう。
さらに、日本人を“シャブ漬け”にするためなら密輸までしよる。エエか…覚醒剤や危険ドラッグのほとんどが朝鮮半島と中国大陸から流れ込んできとるのや。そんな違法薬物を買い求めることイコール大陸や半島に潜む国際テロリストどもを利することと同じなのである。さあて国会のセンセイ方は大丈夫かいな? 先頭に立って模範を示すために全員が尿検査やってみるか。
そんなこというと、どっかの元市長が職員に入れ墨検査したときみたいに「独裁」やの「人権侵害」やの「絶対反対」を言い出すセンセイが必ず出る。エエやん、ホンマにやってなかったら、そんな検査やってもうて潔白証明できるやん。それとも何かまずいもんが出てくるんか。まぁ心配せんでエエ、国会会期中は不逮捕特権もあるで。(宮嶋茂樹 夕刊フジ 2016.2.25)