
専業主婦をやっててもいいですか?
成長戦略の一環として女性の労働力を積極的に活用する「ウーマノミクス」の議論が動き出した。安倍晋三首相は専業主婦を優遇する所得税の「配偶者控除の見直し」を指示。女性の社会進出を後押しする一方で、専業主婦にとっては「逆風」となる。総理、もう専業主婦をやってはダメなんですか?
成長戦略の一環として女性の労働力を積極的に活用する「ウーマノミクス」の議論が動き出した。安倍晋三首相は専業主婦を優遇する所得税の「配偶者控除の見直し」を指示。女性の社会進出を後押しする一方で、専業主婦にとっては「逆風」となる。総理、もう専業主婦をやってはダメなんですか?
専業主婦で何が悪い!
働くママが日本を救う?
■安倍首相の「ウーマノミクス」には革命が必要(2014年2月13日付 英フィナンシャル・タイムズ紙、JBPRESS)
ウーマノミクスの本質は?
配偶者控除の見直しが本格化
専業主婦世帯などの所得税負担を軽くする「配偶者控除」の改革に向けた姿が見えてきた。政府税制調査会は7日の総会で、配偶者控除の見直しに向けた5つの選択肢を提案した。専業主婦やパートで働く人がいる世帯に有利な現行制度を見直し、共働きや子育て世帯に支援を重点化した制度に切り替えるのが柱。ただ、選択肢によっては今より負担が減ったり増えたりして、不公平が生じる恐れもある。平成28年度以降の制度具体化に向け、難しい調整を強いられそうだ。
専業主婦だって悩んでます
専業主婦の最重要役割といえば、家庭内の家事・育児全般を一手に担い、収入を得てくる夫を支えることだろう。また、地域においても町内会や学校など社会教育活動や地域活動で就労主婦よりも重要な役割を担っていることが多い。一方で、時間的、経済的余裕のある専業主婦が購買行動につながりやすいと社会経済にとっては欠かせない存在となっているとの見方もある。
専業主婦システムの歴史的起源についてはともかく、「専業主婦って結局女性が得してるんじゃね?」っていう感覚が普及していることは事実だろう。そして、そういう感覚の基層には、「社会(仕事)ってすばらしい」から「家にこもっていたい」への推移がある。