西野ジャパンはまだやれる
209

西野ジャパンはまだやれる

スタジアムに響くブーイング、敵将からは同情の声…。「恥ずべき」初陣を飾った西野ジャパンのサッカーW杯メンバー23人が発表された。サプライズのない顔触れ。平均年齢28・17歳は史上最高齢である。ファンの不安は膨らむ一方だが、とまれ8年前の岡田ジャパンの奇跡だってある。もう信じるしかない。

スタジアムに響くブーイング、敵将からは同情の声…。「恥ずべき」初陣を飾った西野ジャパンのサッカーW杯メンバー23人が発表された。サプライズのない顔触れ。平均年齢28・17歳は史上最高齢である。ファンの不安は膨らむ一方だが、とまれ8年前の岡田ジャパンの奇跡だってある。もう信じるしかない。

辛航続く日本丸

南ア大会の本田を超えろ

心理学者が読み解く「決断」

ベテランだらけは必然

ハリルの二番煎じ

久々に「弱い日本」を見た

ガーナ戦に敗れ、がっくり肩を落とす
香川真司=横浜国際競技場(蔵賢斗撮影)
 久々に弱い日本を見た気がする。ほとんど1対1でのボールの取り合いで負けていた。ホームなのだから、せめて五分五分で渡り合ってほしかったが、四分六だった。
 アジア予選では余裕を持ってボールを持てるが、世界の真ん中クラスを相手にすれば、こうなってしまうのが、日本の今の力ということ。こうなると苦しいばかりで、何をやってもうまくいかないというのが今日の試合だった。
 香川らを投入した後半は一見攻めているようだが、ボールを持たせてもらっていた形。どこからどう攻めてやろうといった意欲満々の攻めではなく、どこか隙間へボールをチョロッと流し込めたらええな、という感じだった。それでは相手を圧倒することはできない。
 W杯の相手はガーナよりも上で生半可なことでは勝てない。走る量とスピードを上げ、ボールの取り合いの時の粘り、強さも上げるしかない。直前合宿のトレーニングで計画的にフィジカルを上げ、個々で戦える状態に持っていってほしい。本番前に基本的なことをやり直し、そういう練習を繰り返すことで忘れていたものを思い出すかもしれない。これは日本代表がW杯に臨む従来の形。今日のままではいかんというのは、誰もが分かっている。
 3バックをテストしていたが、4バックにしていつも中央に2人いる方が日本にとっては安心のような気がする。日本人はW杯に出てくるFWに比べて足は速くないし、体は小さい。突破をしかける相手にはフルスピードでないと追いつかない。
 日本の力は監督が代わろうが、大きくは変わらない。監督がシュートするわけでも、プレーするわけでもない。西野監督は技術委員長を務めていたのだから、一番よく知っているはず。日本の力はどの程度で、どれだけの覚悟を持ってやらないと戦えないか。W杯に出場するクラスの最低ラインにいるわけだから、ここを抜け出せないと世界で大きな顔はできない。
 選手はW杯前最後にいいところを見せたかっただろうし、われわれもいいところを見たかったが実際はそうはいかなかった。改めて選手も監督も今の力はこの程度と思い知ったはず。本番前にいい経験ができたと、前向きにとらえてほしい。(サッカージャーナリスト・賀川浩、サンケイスポーツ 2018.05.31

初陣からブーイング

切羽詰った交代劇

西野ジャパンはまだやれる

みんなの投票

サッカーW杯に出場する西野ジャパンの活躍に期待しますか?

  • 期待する

    47

  • 期待しない

    150

  • どちらでもない

    12