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LGBT「杉田論文」女性議員は何を思う
自民党の杉田水脈衆院議員が月刊誌で「LGBTに生産性なし」などと主張した論文をめぐり、今も波紋が広がる。自民党は「配慮に欠く表現があった」として本人を指導したが、そもそも何が問題だったのか。iRONNAでは今回、3人の女性政治家に寄稿を募った。「杉田論文」の核心を同性の視点から考えたい。
自民党の杉田水脈衆院議員が月刊誌で「LGBTに生産性なし」などと主張した論文をめぐり、今も波紋が広がる。自民党は「配慮に欠く表現があった」として本人を指導したが、そもそも何が問題だったのか。iRONNAでは今回、3人の女性政治家に寄稿を募った。「杉田論文」の核心を同性の視点から考えたい。
「生産性のない人などいない」
「宇宙、それは最後のフロンティア…」。このナレーションで始まる米国のテレビシリーズを、みなさんは覚えていらっしゃいますか?映画化もされて、再ブームが到来している「スタートレック」のオープニングです。このドラマの世界観はとても壮大です。地球からは貧困や戦争などが無くなっていて、見た目や個性に対する偏見・差別はまったく存在しない。ある意味、「理想的な世界」となっている未来の話です。貨幣経済もなくなり、人間は富や欲望ではなく、ただ、「人間性の向上」を目指して生きているのです。告白しますが、私は熱心なファン「トレッキー」でしてね(笑)。
さて、AIの発展で、人間の価値観が大きく変わっていくであろう今日、実際の人間社会が「リアル・スタートレック」の世界へ向かい始めたと私は予測しています。人間の生産性とは何か?今その価値観が急激に変わろうとしていることを、すべての人が認め、理解しなければならない時代に人類はたどり着いたのです。身を粉にして働くことへの疑問、いじめやハラスメントに我慢することへの反発、差別や偏見を許さない世のあり方…。こういった運動が活発になっているのは、人間社会が理想郷を生み出すための「陣痛」を感じている真っ最中なのだから。

人はただ、己と向き合い、なぜ生まれて、どう生き、人生を閉じていくか。そこに哲学が生まれ、美しき芸術も生まれてくるのでしょう。人間には全員、コンプレックスがあります。実は、これこそ、何のために自分が生まれてきたかを読み解く「コード」だと思っていいでしょう。自ら背負ってきた「運命の大意」を読み解くことが、人間の存在意義となっていくのです。同時に自分の立場を、何かの責任にする時代も終わっていく。何かあったら国会議事堂の前で、政治の責任にしてきた人たちの行動も終焉(しゅうえん)を迎えます。未来には権力も財力も、ましてや政権与党なんてものもないのです。
あなたは何のためにこの地球に存在しますか?さあ、あなた自身がコンプレックスに語りかけてください。私のコンプレックス!? うーん。何かあったらすぐ炎上するところかな(笑)。(「桂春蝶の蝶々発止。」zakzak 2018.08.03)
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