「テレビがつまらない」は本当か?
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「テレビがつまらない」は本当か?

「地上波テレビ、衝撃の凋落」。脳科学者、茂木健一郎さんのブログ記事に反響が広がっている。オワコン発言でも物議を醸したのは記憶に新しいが、それでもテレビが持つ影響力は今も絶大である。テレビのオワコン化は本当なのか。深層を読む。

「地上波テレビ、衝撃の凋落」。脳科学者、茂木健一郎さんのブログ記事に反響が広がっている。オワコン発言でも物議を醸したのは記憶に新しいが、それでもテレビが持つ影響力は今も絶大である。テレビのオワコン化は本当なのか。深層を読む。

そっぽを向く若者たち

増えるシリーズとリメーク

「クセ」が9割の中高年

テレビも「下ネタ」ばかり

(ゲッティイメージズ)
 ここ2年くらい、気がつくといつの間にか、日本は「下ネタ」しか話題がないようなレベルの国になっている。そういう話題を国民が血眼に求めているのか、マスコミが商業的に作り出しているのかは、ニワトリか卵かの論争のようなものだが、どちらが先でも、後世から見たら万死に値するだろう。
 テレビから新聞、雑誌、そしてインターネットまで少し冷静に考えて見回すと、政治経済から芸能までとにかく下半身が絡まない話はない。政治経済には必須の高度な論争や思想は皆無、芸能も芸術的価値を語るよりも有名人のパンツの中身や、その汚れ事情に終始している。
 この状態はいつの間にか常態化してしまっているが、さらにもう少し冷静に考えると、全てのマスメディアが「実話系ゴシップ週刊誌」になっているようなもので、先進国のマスメディアの形態を成しているとは思えないのだ。
 もちろん、その手のジャンク情報も市民感覚には必要だろうし、私も美しい女優さんの下半身事情は嫌いではなく、正直、大好物でもある。
 だが大好物はそれだけじゃないということが大事である。高度な世界政治ゲームの裏側や、いかにしてドルと元とユーロがうごめいているか、日本的リベラルと右傾化のバランスなど、男女の情事などが入り込む隙のない、超高度な「ゴシップ」も大好きなのだ。
 だが、この国家は、朝起きてテレビをつけても、ネットを見ても、週刊誌の中吊りを見ても、どうしたことか「下ネタ」しか転がっていない。まるで何かが故障しているようだ。しかし人間というのは高度な感覚を本能的に持っているのも事実。昨今のこの状態。おそらく、皆、本能的に現実逃避しているという見方もある。
 世界レベルでの日本の行く末や、戦後から始まっている思想的失策、市民文化的なものの限界、それら本当のことを知るのが、本能的に怖くて仕方ないから、馬鹿げたお祭り騒ぎを連日繰り返して、「下ネタ」という鎮痛剤を飲み続けているのだろう。しかし虫歯でも腹痛でも、鎮痛剤では病気そのものは完治しないのは分かりきったことだ。(俳優・大鶴義丹、zakzak 2018.05.16

どこがつまんない?

歌は世につれ世は歌につれ

まるでローマのサーカス

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