日テレ『イッテQ!』やらせ騒動の本質
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日テレ『イッテQ!』やらせ騒動の本質

日本テレビの人気バラエティー『世界の果てまでイッテQ!』をめぐり、番組企画のやらせ疑惑が大きな騒動となった。そもそも「存在しない」祭りをでっち上げたのであれば、非難されるのも当然だが、バラエティー番組のやらせと演出の違いについては一考の余地もある。騒動の本質を読む。(番組ロゴは日本テレビ提供)

日本テレビの人気バラエティー『世界の果てまでイッテQ!』をめぐり、番組企画のやらせ疑惑が大きな騒動となった。そもそも「存在しない」祭りをでっち上げたのであれば、非難されるのも当然だが、バラエティー番組のやらせと演出の違いについては一考の余地もある。騒動の本質を読む。(番組ロゴは日本テレビ提供)

それもまた「演出」

娯楽だからは通用しない

「0を1、1を2」の違い

問われる「演出」との境界

テレビマンの「本音」は

 「週刊文春の『イッテQ』やらせ疑惑の記事を興味深く読みましたが、『絶対にやってるだろうなあ』というのがテレビマンの偽らざる本音です。あの祭り企画は数十本やっていてネタ切れなのは言わずもがな。番組が乗っかれる新規はそうそうないですし、参加可能だとか撮影許可という条件を足すと、極めて厳しい。さらに、タレントのスケジュールと都合よく合う祭りなんて簡単には見つかりません。だから苦肉の策で、『新しい祭り』を作ったのでしょう」(民放キー局幹部)
 4年連続「年間視聴率三冠王」に輝く日本テレビを牽引する日曜ゴールデンの看板番組「世界の果てまでイッテQ!」。自らドキュメンタリーバラエティーと銘打ち、『ウソとヤラセの完全排除』をモットーに、芸能人の真剣体当たりで視聴者に多くの感動と笑顔を与えてきた。
 しかし文春がお笑い芸人、宮川大輔(46)が体当たりで挑戦する人気企画「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で、5月20日放送の「橋祭りinラオス」が“捏造”だったとリポート。ラオス在留邦人の間ではすでに話題になっていたというが、もともとその場所で「橋祭り」なるものは存在せず、「当日はコーヒーフェスティバルが催されており、日本のテレビ局の依頼で、そのフェスの一角でスポーツイベントを開催することになりました」(ラオス関係者)。
※写真はイメージです(ゲッティイメージズ)
 情報を検証すると、でっち上げの疑惑は深まる一方なのだが、それを受けて日本テレビは、「今回の企画は、現地サイドからの提案を受けて成立したもので、番組サイドで企画したりセットを設置した事実はなく」と疑惑を否定した上で「この催しについて、コーディネート会社からラオスでは村単位で開催されているという説明はあったものの、今回放送した会場での開催実績を十分に確認しないまま作業を進めてしまいました。結果、この会場で初めての開催であった『橋祭り』を放送では毎年行われているかのような、誤解を招く表現となりました。この点については、番組として真摯に反省すべき点があったと考えております」としている。つまり、下請け会社の責任だということか。ないしは「説明ミス」だと受け取れるような内容である。
 だがコトは国際問題に発展しかねない。他局の取材を受けたラオス政府関係者は「ラオスの祭りでも文化でもない」と強く否定し、そのうえで「本当の祭りを取り上げる企画だと事前に知っていたら、撮影許可は出さなかった」と述べ、政府内で現在、対応を協議しているという。もしも諸外国のテレビクルーが来日して、大金を使って勝手にでっち上げて、「これが日本の祭り」と彼らの国で大げさに紹介したら、はたしてわれわれはどんな気分になるだろうか。(ジャーナリスト・中村竜太郎、zakzak 2018.11.13)

言い逃れは「ムリ」

気になるその先の視聴率

日テレ『イッテQ!』やらせ騒動の本質

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